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広告表記の重要性


8.解決策2

その商品の専門知識を持つ会社に相談するというのも、解決策の1つです。

その場合、まず専門家から見た「その商品の売りとリスク」をしっかり聞くことが大切です。特に健康関連商品には「医学知識のない人には見えないリスク=使ってはならない対象者」が必ずいます。これを書かないと「知っていれば買わなかった!」などのクレームやトラブルの原因になりますので、作成前に必ず専門家の声を聴き、制作物に反映してください。

売りとリスクを把握したら、表現方法を考えます。
法に抵触しない表現を選ぶことは言うまでもありません。
最後にその言葉のイメージ付けのために、適切な画像をレイアウトし、広告の原型を作ります。

その後、広告を第三者に見てもらい「誤認を招かない」ことを確認、そのような表現があれば修正します。但し、この場合の第三者=会社と無関係者の一般消費者を指しますのでご注意ください。(社員の家族は認めてもらえません。)統計学的に認められた数を踏まえ、できるだけ多くのターゲットに近い年齢層の意見を聞くことをお勧めします。


第三者の意見を聞き、内容を誤認しないことを確認したら、必ずその内容は書面化しましょう。万一、何かのトラブルが起こった際、この書類が「無過失根拠」になります。

「専門家と一般消費者の両方から意見を聞く」こと、「その根拠を書面で残すこと」が、「違法広告」を作らない一番の解決策です。