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1.取扱説明書とは |
取扱説明書は単なる「商品説明書」ではありません。「組み立て手順書」や「使用説明書」でもなく、パンフレットなどの「広告」でもありません。
では、「取扱説明書」とは何でしょう?
商品の販売側には
「使用者にわかりやすく商品の安全な使い方を説明し、商品による事故を予防する義務」
があります。
この義務を全うするために必要な書類、
それが「取扱説明書」です。
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たった一枚の紙切れが、会社の命取りに…。
「取扱説明書とは何か」の位置付けを理解しないまま取扱説明書を作ると、万一、商品事故が発生した場合に、拡大損害防止などに役立たないだけでなく、裁判などで取扱説明書そのものが「表示欠陥」の証明(敗訴根拠)となってしまい、事故との因果関係に関わらず、製造・販売側が本来負わなくてもいい損害賠償までも自社責任として負うことになりかねません。
たった一枚の紙切れが、会社の命取りになる。
これが「取扱説明書の怖さ」です。
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取扱説明書を見るだけで、その会社の質が見えてきます。自社のブランドや、自社が販売する商品を大切に考え、購入者に対し責任を全うしようと思っている企業ほど、その根拠となる「取扱説明書」を大切にします。
自社の商品を安心して販売するため、また質の高い企業と対外的に評価されるためにも、本来の目的を全うする、正しい取扱説明書を作成することを心がけてください。
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