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3.取扱説明書の制作手順 |
1: what= この商品は何か
まず、「この商品は何か」を定義します。
例えばドライヤーなら「洗髪後の毛を乾かすために使用する家庭用電気製品」ですし、アイロンなら「服のしわを取るために使用する家庭用電化製品」です。
一見、当たり前のことに思えますが、意外に既存の取扱説明書にこの定義が書かれていないために無用なトラブルを起こしているのが現状です。
この定義をしっかり付けておかないと、取扱説明書にて商品事故を回避することや、使用範囲外の事故リスクの回避やクレーム対応ができません。書いていなければ、ドライヤーで靴を乾かしたり、家庭用のアイロンを業務用に使用して起きた事故に対する責任も負うことになりかねないのです。
「この商品は( )に使用する( )です」を、しっかり定めておきましょう。 |
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2: who= 誰が使うのか
次に「誰が使う商品なのか」を決めておきます。
子供と大人では同じ商品でも事故の危険度は変わります。たとえば大人なら誤飲することがない小さな部品も、小さな子供が使うおもちゃに使われていれば事故原因になりえます。また、同じ調理器具でも家庭用と業務用では扱う人の専門知識や技術力もかなり異なりますし、使用頻度も異なります。もちろん事故リスクも変わりますから、当然取扱説明書の記載内容に反映されなければなりません。
商品リスクは、人・物・環境によって定まります。
商品事故を回避する取扱説明書を作成するためにも「誰が使うのか」は非常に重要な項目です。
必ずしっかり定めておきましょう。 |
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3: when= いつ使うのか
その商品が「いつ使われるのか」も重要なポイントです。緊急時や年に数回しか使用しない商品と日用品では使用頻度が異なるため、リスクの大きさ、お手入れや保管方法、相手が期待する寿命が異なります。しっかり定めておきましょう。 |
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