IDP取扱説明書制作講座 ヘッダー 本文へジャンプ
3.取扱説明書の制作手順


3-3.手順確認/2

1.基本的な使用方法

最初にその商品の「基本的な使い方」の手順を考えます。

たとえば掃除機なら、
1.コンセントにプラグを差し込む。
2.ホースをつなぐ
3.本体の電源スイッチを入れる
4.掃除機をかける 
…のような手順になるはずです。

次に右図のような簡単なフローチャート(流れ図)を作ります。この時点ではまだ「全体の流れ」がまとまっていませんので、紙に簡単に流れを書いておく程度で構いません。後に拡張機能や使用前方法、お手入れ方法の手順もこのフローチャートに追加しますので、広い紙の中央に大きく書いておくとよいでしょう。


【掃除機:基本的な使い方】
コンセントにプラグを差し込む
ホースをつなぐ
本体の電源スイッチを入れる
掃除機をかける



2.拡張機能の使い方

次にその商品の「拡張機能の使い方」の手順を考えます。たとえば先の掃除機なら、

・畳モードに切り替えるとき
・ホースの先を取り替えるとき …などです。

この部分は「その商品の特長=便利な機能」を説明するところでもあります。商品には「他の商品より多くの機能が付いている、難しい操作が簡単にできる」など利便性や簡便性に優れた商品があります。せっかくその商品に付いている便利な機能です。しっかり使用者にその商品の良さをアピールするためにも、拡張機能は全て書き出しましょう。先に作成したフローチャートに枝をつける形を取るとわかりやすくなります。
【掃除機:拡張機能の例】
「畳モード」の使い方
手元スイッチの印を
「畳モード」に合わせる
吸引力が強くなる
「先細ノズル」の使い方
ホースの先を外し、
細いノズルに付け替える
狭いところの掃除ができる