IDP取扱説明書制作講座 ヘッダー 本文へジャンプ
5.画像(イラスト)の作成


イラストの作成方法

取扱説明書は、「使用者の誤使用を防ぎ、無用な商品事故を予防すること」を目的にした書類です。その目的を果たすためにも、取扱説明書は読み手に理解しやすく、誤解を招かない書類でなければなりません。

もちろん商品の説明は文章で行うのが基本ですが、重要事項や、文章だけでは理解しにくい箇所にはイラストや図表などの「画像」を配置、相手の誤認を招かない配慮を行う必要があります。

画像はあくまでも「文章を正しく理解してもらう」ために付随する説明です。読み手が一目で理解できるよう、大きくわかりやすいイラストなどをつけましょう。

取扱説明書の画像は「説明文との整合性が取れていること」が最重要です。たとえば「このボタンを押します」と書いた文章の脇に「ボタンを回す」イラストを配置するなどの行為は読み手の誤認に繋がるので避けなければなりません。

画像は積極的に文章脇に付けることが重要ですが、イラストなどをたくさん大きく配置することで、かえって無用に分厚い取扱説明書になってしまう場合もあります。また、せっかくイラストを作成しても、いざレイアウしたらスペースがなくて入りきらなかった…などの事例も、時折見受けます。このような悲劇を避けるためにも、先にできた「取扱説明書」文章量から最終ページ数を予測し、どこにどのくらいのイラストが必要かを複数名で検討した後にイラストの作成を開始するとよいでしょう。

なお、画像部分に写真を使用する場合があります。一見キレイに見えますが、写真はコピー・FAXの場合に真っ黒に写ってわからなくなったり、肝心な部分が小さく、かえってわかりにくくい等の欠点がありお勧めしません。もし写真を使用する場合は、これらを考慮した上で使用することが大切です。

【取扱説明書のイラスト例】
IDP取扱説明書制作講座5−1 【本体イラスト】
IDP取扱説明書制作講座5−2 【使用方法】
IDP取扱説明書制作講座5−3 【危険の洗い出し】

電池の漏液を
素手で触らない
IDP取扱説明書制作講座5−4 【使用方法】

スイッチをONにする